未定
●
大学祭が終わった。
運営には携わっていないし、模擬店にも関わっていないため、ほとんど蚊帳の外の予定だったが、友人に誘われ2時間ほど客として参加した。
客として回ってみるのには、過去2回サークルで参加していたのとはまた違う良さがあった。
しかし、所属していたサークルの模擬店が大盛況で、金銭的に貢献することも出来なかったうえ声をかけることすらも出来なかった。
後悔である。
●
大学祭準備の裏、私はボールボーイとして全日本テニス選手権に参加していた。
例年通り授業を切りまくって参加する(公欠届がもらえる)。他大学の学生との少ない交流の機会である、ある程度無理してでも参加しようと思ってしまう。
今年はオリンピックのテストイベントということで大学の体育会の方、あるいは高校生もちらほら見受けられた。
高校生は総じて若い。そして吸収が早い。ミスに対してアドバイスするとすぐに直してくれる(塾の生徒もこんな感じだったらいいのに)。
大会が進行するにつれてサークル外の方の数は減っていき、控室では見慣れたメンバーと見慣れた景色が広がっている。
惜しい。この時間が惜しい。
サークルはとっくに引退したが、今でもかけがえのない時間だ。
さぁ、どんどんと学生最後の経験に変わっていく。今まで特に何も思わず参加していた行事やイベントであったが、来年はもう参加できない可能性が高い。
社会人への道を一歩ずつ確実に歩んでいることを嫌でも実感してしまう。
将来への希望はまだ寂しさには勝てないらしい。