独り言 備忘録

独り言です。気が向いた時に更新します。

10/13 雨が上がった

台風一過の痕跡

地球史上最強と言われた台風は確かに爪痕を残した。

 

私の友人の大学編入試験の日程が、ひと月延期になったのである。本当は日曜日に試験が一区切りつくと思っていたのに、突然の延期である。目の前にあったはずのゴールがまた遠くへ行ってしまった。これはさすがに大きなストレスがかかったようで、彼はこの延期が決まった水曜日、一時的に酒を解禁した。

 

 

あろうことか日曜日は快晴であった。とはいえ、コンビニ等で欠品が相次いでいるのを見ると、復旧に1日以上を要すると分かる。大学側の賢明な判断と捉えざるを得ない。

 

 

また、土曜日に届くはずだったもう一つ別の大学の試験結果の速達が届かなかったらしい。あの台風の中配達しないことが正しいのは自明だが、これまたモヤモヤを長引かせるのに十分であろう。

 

焦らされすぎである。

 

土曜の午前着予定の速達なので、日曜日の昼頃までに届くことを期待していたが、届かなかった。結果が分からないまま、彼は私と合流した。定期的に行われるサンマルク勉強会である。

なんとか彼は衝撃の延期から切り替えて英語の勉強に手をつけたようだ。私なら切り替えに失敗して1週間は何もしないところだろう。モチベーションの維持は非常に難しいはずだが、それをやってのけるのだから、彼の努力は本物だ。

 

突然の転機

ある程度勉強したのち、気分転換にららぽーとに行くことにした。

その移動の最中に彼の家の前を通り、念のため入試結果の通知書が届いていないか確認した。

 

 

入っているではないか。

たしかに速達はポストに投函されていた。我々が勉強している間に届けてくれたようだ。休日なのにご苦労様である。最大限の敬意を払いたい。

 

私としては幸か不幸かこんな現場に立ち会ってしまい、緊張していた。

封筒を開けようとする友人の手が震えている。うまく開かないようなので、私が代打を任された。

こんな大役、私には荷が重すぎる。

 

 

 

 

そう思っていたのも束の間だった。

封筒の表側に、

 

 

 

 

「入学手続書類 在中」

 

 

の文字があった。

とんでもないネタバレである。これを読むだけで開く前から答えが分かっている。

勝ち だ。

 

中身も確認したが、しっかりと合格の文字が刻まれていた。

 

手応えが悪く、落ちたと聞いていたため、突然の結果に呆気にとられたが、ひとまずこれで安心である。台風のせいで焦らされこそしたが、不安もまとめて吹き飛ばしてくれたようだ。