独り言 備忘録

独り言です。気が向いた時に更新します。

9/4 ひとりごと

●ベスト8

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ジョコビッチは肩、錦織は膝、フェデラーは背中。彼らに限らず、怪我で満足に戦えずに敗退していく選手のなんと多いことか。やはり、テニスのシーズン構成は間違っているかもしれない。ツアーの話だけでなく、昨年全豪オープンで活躍した韓国の鄭現(チョン・ヒョン)はその大会途中で足を怪我し、先月やっと満足に戦えるようになった。彼の怪我は試合中にかかった負荷によるもので、テニスという競技の厳しさを体現している。怪我で選手生命を脅かすくらいならもっと楽なツアーを組んでほしい。マレーやデルポトロのように、怪我で選手生活を何年も棒に振る選手は見たくないのだ。

 

壊れるかもしれない身体を武器に戦うというのは諸刃の剣である。一方で、その儚さが選手を輝かせ、美しくしてしまっているのかもしれない。フェデラーナダルジョコビッチ、デルポトロ、錦織、ワウリンカとここ数年、怪我で離脱したのちに復活できた選手ばかり見てきた。さらには、今回フェデラーを破ったディミトロフのように、怪我を治しても結果が出ず、不振に喘いでいたような選手が勝ち上がり、再び最高の舞台に戻ってくる光景は非常に眩しい。

苦境を乗り越え、最後に勝つというのは漫画でも定石で、「ONE PIECE」ですらよく見かける展開である。画面の前あるいは目の前にいるテニスプレイヤーは私たちにとってアイドルであり、ヒーローであり、主人公だ。彼らを漫画のようなストーリーに当てはめ、感動してしまうのも無理はない。どこかにこの復活劇を求める自分がいるのも事実だ。

 

この二律背反、どうにかならないものか。活躍すればするほど怪我が近づいてくるというのもなんたる皮肉だろう。

 

とはいえ、後者は見ている人のエゴだ。やはりテニスはシーズンが長すぎる。オフシーズンは11月末から12月にかけてである。わずかひと月。大学生の休みの方がよっぽど長い。そんなに選手を応援したいなら、離脱しないようにまず健康を願うべきだろう。」

 

バイトで国語ばかり、細かくいえば論説文ばかり教えていたらこんな日記が出来上がった。