気象病
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雨が降ると気分が全く上がらない。
そもそも曇りですらテンションは下がる。おそらく気圧と同じ高さでしかテンションを維持できないからだ。普段よりは低い。
雨の日は傘が邪魔で、室内に入っても傘の置き場に困る。濡れているのも嫌である。
目の前の人がゆっくり歩いているだけで腹が立ってくる。早く歩け。別に急いでいるわけではないが、道を塞ぐな、と無意味なイライラが募る。
雨の日はストレスでしかない。
天気の子の世界線だったら、多分私は陽菜を助けにはいかないだろう。
気圧が下がっているのだから、いつものテンションを維持すれば相対的に機嫌が良くなればいいのに。
と思って、今日の気圧を調べたが、どうも1013hPaは超えているらしい。
一気圧の前後で低気圧か高気圧か決めていると思っていたので、雨が降れば確実に一気圧を下回るものだと思っていたが、どうやら違うらしい。
地学は苦手だ。
ああ、またストレスになった。