空気を入れ替えたい
お題「#おうち時間」
どれだけ時間が流れただろうか。
春節でやってくる観光客が危ないと言われていた頃、あるいはクイーンエリザベス号の対応をしていた1月から2月、あれからどれだけ経った
2月末には所謂自粛ムードが始まり、イベントの中止が相次いだ。3月に入ると、ほとんどの学校は休校になり、卒業生たちは例年通りに別れを惜しむこともできなかった。4月になっても抜本的な改善はなされておらず、出会いの季節どころか誰にも会えない日が続く。緊急事態宣言。
ああ、
もう5月だ。緊急事態宣言の期間も延長した。
最初でこそ普段はやらないことに精を出していたが、長引けば長引くほど気持ちは塞ぎ込んでいく。
このままでは良くないと、なんとなく感じるどんよりした雰囲気を変えたいと思う。
オンライン飲み会をしていくらか気を紛らわせてみる
うたや踊りを繋いでいくSNSのリレーを見て楽しむ
ちょっとは前向きになれているだろうか。
時計の針を追って虚しさがこみ上げてくる。それでも
間遠になった距離を保ちながら、ひとり耐える。
簡単に「おうち時間」「ステイホーム」とは言うが、家に篭り続けるのは容易いことではなかった。単純なカロリー消費ではない、得体の知れない何かを消費している気がする。確実に何かがすり減っている。
現状を例えるなら、終わりの見えないマラソンだ。今後のペース配分も分からなければ、給水所のタイミングもよく分かっていない。
それでも全世界がランナーとしての参加を余儀なくされ、ゴールを目指している。
根性論は好きではないが、心身を削りながらとにかく前を向いて走るしかない。
...考えすぎるのも毒だ。
さて、換気でもしようか。